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HN:
みくと
性別:
女性
職業:
大学生
趣味:
旅行
自己紹介:
旅行をかねて全国のいろいろな美術館に行ってみたいです。
大学では芸術学を専攻しています。
まだまだ知識不足なので勉強中です。
近現代の芸術が好みで、宗教色の強いものは少し苦手です。
基本えり好みはしませんが、記事傾向の参考程度に。

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今晩は、何日か前に復活しました。

トップ画面にもあるように、お友達の勧めで手ブロをはじめまして
思いのほかはまってしまったという。
ずいぶんまともに絵を描いていなかったので
リハビリがてらちょこちょこ描いていこうかと思います。

今回実家には青春18キップを使って帰ろうと思います。
色々考えたのですが、宮島に寄って帰ろうかと…
2・3時間でざっと見ることは見れるらしいので
行ってこようと思います。お昼もそこで食べれたらいいな。


「今日の一枚」

48c0bdb8.jpg










エゴン・シーレの「死と乙女」

私がウィーンに行ったときにもっとも見たいと思っていた絵。
今現在この絵は、ウィーンのヴェルヴェデーレ宮殿にあるはずです。
あの有名なクリムトの「接吻」もここに。

いつも思うというか、とくに前回の旅行で非常に感じたのが

実際の図版を見ていても、絵の大きさとか色とか、そういう実際の印象はかなり違うものだということ。
向こうの絵って、宮殿サイズでとっても大きいものが多いんですよね。
接吻も予想以上に大きかった。あと、同じくクリムトの「ユディト」は予想以上に小さくてびっくり。
そう、そしてこの「死と乙女」も最初に受けた印象と違った。
この画像よりも、もっと色彩は明るいです。
彼の作品、濁っている色彩のように見えるけど、実際そんなに明度は低くないしおどろおどろしくもない。

そういう点もふくめてやっぱり、実物を見るのは重要だなと思うのでした。


しかし、一緒に行った友達はとても「接吻」が見たくてたまらなかったらしく
実際のものを見たときは食いついてなかなか離れなかった。
そういう風に一生のうち絶対見たいといえるくらい、もしくはこれを見てからこの絵が頭から離れない
みたいな強烈なインスピレーションを与えられるような絵って今まで…ないなぁ。
ちょっとそういうのがうらやましく感じる。


でも、美術や美学の勉強をするのは楽しいな。
自分から勉強したくなるってのがいい。
そういえば、この間教授とメールしてたら、成り行き上次の前期の授業を
私が決めることに(カントの判断力批判)なり、もちろん出ないといけないことになった。
うん…ちょっと複雑な気持ちだ…(うれしいけど、他にとりたい授業とかぶったらどうしよう)
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アドニス


ギリシャ神話の神というのは、神と人間が非常に密接に関係しているし
神が相手に嫉妬したり、怒ったりということも多く、
非常に通俗的、良く言えば親しみやすいともいえます。

ゼウスに見初められたガニメデの話は有名だと思いますが
アドニスとはガニメデと同じく人間の青年の名前。
話を簡潔に書くと、
アドニスは美の女神ヴィーナスと豊穣の女神の娘で冥界の王ハデスの妃ペルセポネの
両人から寵愛されるという美青年でした。
二人の女神のもとでかわるがわる暮らしていたのですが、
ヴィーナスのもとにいるときに猪狩りに出かけ、
逆に猪にやられて死んでしまうというお話で
その彼が流した血が滴り落ちた地面から咲いたのがアネモネの花
ということなのだそうです。

↑のは私が読んだ本の話であって、
なんだか、ネット検索してみると、アドニスはミュラの木から生まれたとか
(私が見た本ではキプロス王の子とか書いてたんですが)
イノシシはペルセポネにそそのかれたアレスの化身だとかいろいろと載ってたので
諸説あるようです。

つまり、「アドニスの花」というここのタイトルはアネモネのことを言いたかったんです。

アネモネ↓

anemone.jpg














アトリビュート(attribute)は簡単に言うと
ある人物がその人であることを表す物といったところ。

西洋絵画には(日本画にもあるのかもしれないが)この人にはこのアトリビュート
というような決まりごとが多いのです。宗教画にそれは顕著に表れます。



「受胎告知」

■大天使ガブリエルがマリアにキリストを身ごもったことを伝えにくる場面

キリスト教、聖書に興味がない方でも大まかに内容がわかるだろうと思われるのが
この受胎告知でしょう。

3244296f.jpg












フラ・アンジェリコ「受胎告知」


1489.jpg








サンドロ・ボッティチェリ「受胎告知」


この受胎告知の中にもたくさんのアトリビュートが含まれています。
まずはマリアから

マリアのアトリビュート

①青い衣

青い衣をまとうのは典型的なマリア像です。
中に赤いドレスを着ているものも多いですが、
以前アップした

ムリーリョの「無原罪の御宿り」

murillo_immaculate00b.jpg










のマリアは、白いドレスを着ていたりもします。

画家によりけりといったところでしょうか。


②本

聖書にはそのような記述はないのですが、
受胎告知におけるマリアには本が欠かせないようです。
何の本かということについては諸説あるようで、
イザヤ書ではないか、など色々といわれているそうです。

ガブリエルのアトリビュート

ガブリエルは通常若い男性の姿で描かれます。


annunciation_1575-400.jpg










エル・グレコ「受胎告知」
大原美術館蔵

①翼

天使に羽はつきものなわけですが、
実際の聖書にそのような記述はありません、
キリスト教以前ギリシアの時代における女神(サモトラケのニケ
などを想像すればよいと思います)につきものだった翼を
適用したのでした。

②白百合

マリアの純潔をあらわすとされています
(マリアは聖霊によって身ごもったとされているので)
ガブリエルが手に持っていることも多いですが
部屋の花瓶にさしてあることなどもあります。


また、その他受胎告知の絵の中でよく見られるのは、
マリアに差し込む光条や、それを具現化した白い鳩などがよく見られます。



そういえば、グレコの絵を探しているときに見つけたこの絵

2505.jpg











え?同じ絵?色調加工?などと思ってしまったけれどどうやら違うよう。
よく見ると少しガブリエルの顔とかが違う…
これはハンガリーのブダペストにある別の受胎告知のよう。


全然知りませんでした。ちょっとびっくり。

国立西洋美術館で観てきたわけですが、
なんと今神戸に来ているそうじゃないですか!
そっちのほうが断然近いという…。
まぁ、東京で見たのはたまたまでしたし、
もし仮に観ていなくて神戸に来たとしても観にいったかどうかは
疑問なところなのでよいとしましょう。

正直、美術館に行った時コローって誰なのと思った人がここに一名(笑)

http://www.corot2008.jp/index.html

ルーブルからかなり来ていたようですね。しかし、作品数の多いこと多いこと。
100点はありました。他の作家の作品も交じっていたので実際はそれほど多くないかもしれませんが。
私の好きなシニャックの絵もあって非常に嬉しかったですね。

さて、感想ですが 前面に広告しているのは真珠の女ですが、(後述)
人物画よりも、風景画のほうがかなり多いです。
どれも繊細で美しい。…もう少し、気の利いた事をかければいいのですが。

そして、最後のほうに展示してあったのが「真珠の女」。


41da3167.jpg











どこの情報源かは忘れましたが、コローは金で人物画を描く人ではなかったそう。
美術館の解説には、あとから右胸の部分をはだけさせたと書かれていました。
最近の分析ではそのようなことまでわかってしまうんですね。

わたしが実際に観た感想ですが、(1か月ほど前なのでずいぶんと記憶が薄れています)
印象に残ったのは、頭飾りといいましょうか、
この上の画像だとまったく見えないのですが、
髪の上に、キラキラした飾りがついていて、それが、
どの方向から見ても光って見えるんですね。
後に付け加えたものなのでしょうか、わざと光るように工夫していたのでしょうか。
そのあたり気になるところです。
あと、指が美しかったです。上品だった。

少ないからこそ人物の絵が気になるのか。

b97a4cb3.jpg












青いドレスの女性

これも、それなりに気になった作品でした。
先ほどの絵はコローが死ぬまで大切に所有されていたそうですが、
この絵は完成とともにすぐ他の人のもとに移ったそうです。



こうみると、やっぱり人物が主のように見えますが、
もう一度言っておくと、この二点以外はほぼ風景画といっても
過言ではなかったです。観ていて癒されました。

北九州市立美術館に
ミレイ展を見に行ったのは先日の8月16日のこと。
残念ながら、彼についての予備知識はほとんどありませんでした。

知っているのは

①あの、落ち穂拾いのミレーとは違う
(ミレイはイギリス人、ミレーはフランス人)

②オフィーリアが有名
(しかし、ハムレットのシーンをよく知らない)

ということくらいでした。なんという薄識。

大混雑する美術館の中で得た知識として

・イギリスラファエロ前派に属する

ということらしいです。


■ラファエロ前派とは

ラファエロはルネサンスの最も栄えた時期1500-1530
(レオナルド・ダ・ヴィンチや、ミケランジェロが活躍した同時期)に活躍した画家です。
彼のアテネの学堂は見たことがある人も多いはず。ソクラテスなど、古代の学者に加え
ラファエロ自身なども登場しているあの絵です。

2e58f3c7.jpg







ラファエロ前派とは、ラファエロが芸術の頂点とするアカデミーのやり方に
反発した、ミレイやロセッティハントなどのことのよう。

私がミレイの絵で感じたのは、今回来ていた絵がすべてじゃないのは分かっているけれど、
なんとなく神話っぽいというか、物語の一場面っぽさがあるような感じ。
絵によってはそうも思えないんですけどね。ラファエロ前派は自然消滅したようだし、
後期の絵は異なっているのでしょう。

さて、オフィーリアですが、北九州美術館では
基本白い壁なのが、オフィーリアなど、有名な絵はバックに異なった色を置いて
際立たせていました。
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